陽気なギャングは三つ数えろのあらすじ・内容、感想など

レビュー

伊坂幸太郎さんの陽気なギャングは三つ数えろのあらすじ・内容、感想などについてまとめています。

陽気なギャングは三つ数えろのあらすじ・内容|ネタバレはないです

陽気なギャングは三つ数えろは、全四章から構成されています。

第一章・・・いつも通り4人組は銀行強盗を仕掛けるが、去り際に警備員が投げた警棒が久遠にあたり怪我をしてしまう。

4人は雪子の息子である慎一のアルバイト先のホテルでおち合っていると、火尻という週刊誌の記者が慎一に難癖をつけているのを目撃する。火尻のパスケースをすった久遠は返しに行くが、そこで、火尻が襲われている場面に出くわす。

火尻を助けた久遠はパスケースを返すが、タイミング悪く、銀行強盗の際に警棒を投げた警備員のインタビュー映像が流れ、火尻は久遠が銀行強盗の一人であることを疑い始める。

その頃ロビーでは雲隠れしているという噂の女優である宝島沙耶がファンに見つかり騒動が起きる。響野が状況をややこしくしなぜが取り押さえれるが一件落着となる。

その後、動物園で久遠と成瀬が会っていると、偶然を装って火尻が声をかけてくる。火尻は自分が久遠が銀行強盗犯であることを知っていることを匂わせるような発言をしていく。

そして、それ以降、雪子は車で尾行され、成瀬は痴漢をでっち上げられそうになり、久遠は老人への暴力をでっち上げられそうになる。響野には何も被害が内容に見えたが、妻の祥子に詐欺の電話がかかってきていたことがわかる。

第二章・・・成瀬は火尻の情報を得るために、情報屋の田中のところを訪れ、火尻の情報を得る。

雪子と久遠はホテルで火尻を襲った犯人を知るために、ホテルの防犯カメラの映像を手に入れようとする。

防犯カメラの映像を見ても犯人はわからなかったが、成瀬は火尻を襲った犯人について見当をつける。

久遠と成瀬がまた動物園で会っていると、雪子から連絡があり、成瀬が急に呼び出され、雪子の車である場所まで運ばれる。

成瀬が運ばれた場所は火尻が借金をしている会員制のカジノであり、リーダーの大桑と響野が賭けをしており、響野が一千万程度負けていた。成瀬は自分たちの身の回りに起きたことは大桑らが関わっていると考え、最終的に自分の能力を使って、大桑に今後自分たちに関わらないよう約束させる。

成瀬と久遠は宝島沙耶のサイン会に行き、宝島沙耶が火尻の襲撃事件に関わっていることを確かめ、火尻の記事で自殺に追い込まれた牛山沙織と関連があることを突き止める。

第三章・・・響野は火尻襲撃事件のときに隣の部屋に宿泊していた佐藤二三男と会い、事件に関わっていたことを確認する。

その後、雪子と成瀬と共に牛山沙織の婚約者であった男のもとを訪ねていた。そこで火尻の襲撃には婚約者を始め牛山沙織に関連する多くの人間が関わっていたことを聞く。

火尻が役所まで成瀬を訪ねてきて、成瀬に火尻の借金をなくすよう依頼してくる。火尻は成瀬の息子の話を出したり、慎一の父親である地道の名前を出したりして成瀬を脅す。

久遠は大桑のカジノに出向き、成瀬に言われたことを仕掛けてくる。帰り際に成瀬に電話をかけ、宝島沙耶側から返事が会ったことを知る。

成瀬は山下公園にて宝島沙耶と会うが、火尻につけられていたらしく、火尻が途中から加わることになる。成瀬は宝島沙耶と物別れに終わったように見えるが。。。

第四章・・・響野は牛山沙織の元同僚である協力者と共に、大桑のマンションにチラシを配ろうとしていた。結局チラシを管理人に渡すことに成功する。

宝島沙耶は成瀬と山下公園で会う前に雪子に会っていた。そこで今回の計画のことを知る。

久遠は大桑のマンションの管理人から呼ばれ、毒蜘蛛の駆除を装って侵入することになる。なんとか侵入し、顧客情報の消去やあるものを盗むが、最後にバレてしまう。

成瀬と火尻がいるレストランに大桑たちも到着し。。。これ以降はネタバレすぎるので実際に読んで確認してみてください。

陽気なギャングは三つ数えろの感想

シリーズ3作目ということで、少し退屈になるかと思いましたが、今回も非常に楽しめる内容でした。

まず、伏線が今回も多すぎる。。。でもまぁ見事に全部回収してるのでさすがですね。

いつも気になるんですけど、やっぱ伏線て最初にオチを考えてから撒いているんですよね?よくもまぁこんなに思いつくこと。。。

第一章では警備員が予想通りのインタビューの受け答えをやっていることに吹き出しそうになりましたが、それでハッとなってしまう久遠はちょっと甘かったですよね。

ところで成瀬が仕掛けれられた痴漢冤罪はちょっとやばいっすよね、実際同じことやられたら絶対に逃げられない気がする。自分も朱肉持ち歩こうかな。

あと、久遠が仕掛けられた老人詐欺もぜってに逃げられる気がしない。自分だったらおとなしくお金を払ってしまう気がする。あぁー平和な日本でよかった。

第二章では、まず久遠と雪子が防犯カメラの映像をとってこようとするが、久遠が呑気すぎて面白い(笑)。というか、自分が雪子の立場だったら少しイライラするかもですね。しかも、なんでキャンディやねん!

カジノでの大桑との対決も良いですね。相手も心理戦は相当得意な様子だけど、やっぱり成瀬には敵わないよね。しかし、大桑みたいな人は本当にこの世にいるんですかね、ちょっとハイスペックすぎませんかね。

第三章は伏線の嵐ですね。これから読む人は心して読んでください。特に久遠の行動には逐一注意するように。

しかし、佐藤二三男は良いキャラしてますね。こうゆうおっさんいますよね。あと、宝島沙耶もさすが女優といったところでしょうか。

火尻は第三章でさらにクズっぷりに磨きがかかっているので、読者の気持ちも盛り上げてくれる第三章でしたね。

さて、第四章ではいよいよ伏線の回収です。作者の気持ちは大事に育てた野菜を収穫するような感じなんですかね。

まず本のタイトルがすでに伏線というね。。。そうきましたか。

とりあえず、大桑さんはちょっと気の毒でした。ただまぁ彼も違法カジノの経営者なんで多少の罰はあっても良いのかな。。。

あとは、募金の話もちゃんと回収できていたのでよかったです。無事に手術がうまくいってくれれば良いな〜と。

ついでに仮死薬の件は、、、ちょっと強引すぎませんかね(笑)。さすがによっと非科学的というか。。メタルギアソリッドというか、、、いや、すみません。

はい、全体的に今回もしっかりした構成で楽しませていただきました。やはり伊坂さんは偉大ですね。私自身は伊坂さんの作品で相性が悪いものもいくつかあるんですが、陽気なギャングシリーズは大好きなシリーズの一つなので、今後も続編を期待したいですね。

陽気なギャングシリーズと向いている人、おすすめの本

陽気なギャングシリーズの中では今回は3作目です。

過去には「陽気なギャングが地球を回す」と「陽気なギャングの日常と襲撃」があります。

まぁ今回の気なギャングは三つ数えろが面白ければ、どちらも面白いと思えるはずです。個人的には順番通り、「陽気なギャングが地球を回す」を先に読むのがおすすめです。

ちなみに陽気なギャングシリーズは、個人的には謎解きが好きな人が向いている本だと思います。何と言っても伏線の多さがありますからね。謎解きの中でも質が高い方と言えるでしょう。

陽気なギャングシリーズが面白いと思った人で、他の伊坂さん作品のおすすめとしては、「砂漠」とかですかね。登場人物の数も比較的似ているし、キャラの立ち方も結構似ている部分がある。ぜひ読んでみてください。

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